むかしむかしのことじゃった。

ワシがのぉ、たいそうな額で金融市場ちゅう場所で

あるもんを売買してるときのことじゃった。

マーケットちゅうのはいっつも動くもんじゃのぉて

ぜ～んぜん動かん日もある。

そんな日は市場の仲間といろんな話をするんじゃ。

をいをい、誰じゃ？

市場を「いちば」と読んどる奴は？

これはのぉ、「しじょう」と読むんじゃ。

そんなちっちゃいことで恥をかいちゃいかん。

馬脚をあらわすぞ。

ん？まさかこれを「うまあし」とは読んどらんじゃろうな。

まあ、それはさておき、

そんな時にワシが替え歌を市場ではやらせたことがあってのぉ

一番はやった替え歌をちょっと紹介してみようかのぉ。

「よせばいいのに」という歌の替え歌じゃ。

その時の歌詞をちょっと変えて株の掲示板に書いたんじゃ。

Picoさんなんかには懐かしい曲じゃと思うが、

どうなんかのぉ・・・・・・・・・・・

一、

下値の買い見て　買ったけれど
本格反騰　まだ遠い
せっかくつかんだ　株なのに
買値の下を　売るひといたなんて
どうにもならない　買値とわかっていても
損切りできない　私はいくじなし
馬鹿ね　馬鹿ね　よせばいいのに
駄目な駄目な　本当に駄目な
いつまでたっても　駄目なわたしね

二、

悩んでみたって　やぼだよと
他人は気軽に　言うけれど
余りに大きい　損だから
今すぐ損切るの　とっても無理なこと
利食いができない　損だと感じた時から
あきらめきれずに　メソメソ泣いている
馬鹿ね　馬鹿ね　よせばいいのに
駄目な駄目な　本当に駄目な
いつまでたっても　駄目なわたしね

三、

あそこの高値も　買ったけれど
私の利食いは　いつくるの
噂を信じた　その日から
億万長者に　なれると思ったの
新興市場が売られる　今でも～　
損切りできない　私はいくじなし
馬鹿ね　馬鹿ね　よせばいいのに
駄目な　駄目な　本当に駄目な
いつまでたっても　駄目なわたしね

この歌をのぉ、ある株の掲示板で書いたんじゃ。

その当時は結構ウケたのを昨日のように思い出すのぉ。

あの頃の人たち、今も元気にやっとるんかのぉ。

株価はそれ以降低迷しとるがのぉ。

懐かしいのぉ・・・・。